領事館のお姉さんが神に近い存在だという真実
大阪にきてます。
(ちなみに領事館の中はこんな感じ。)
京都から京阪電車にゆられて、はーるばるぅきったぜ心斎橋〜
春だなぁ、あったかいなぁと、
その手続きの中に、韓国の発行するいろーんな証明書の収集があるんです。
まぁその書類の内容うんちゃらかんちゃらはさておき!ですよ。
毎度、韓国領事館の受付のお姉さんの仕事人としてのあり方には敬服しちゃう。
(心の中で敬礼しちゃうレベル)
受付担当のお姉さんはその時によってちがう人なんだけど、
だいたい皆、だいたい素敵。
(※領事館からワイロとかもろてません。)
彼女たちに共通するのは、
・30代前半(わたしの独断)
・日本語も韓国語もペラペラ
・(どちらの言語でも)話し方が上品。かつ、親しみやすい
・内容が的確でわかりやすい
・仕事が早い
(※領事館からワイロとかもろてません。)
そんな仕事人、ほんと憧れるよね。
前回、実をいうとわたしは韓国領事館の「受付」時間が16時までとは知らず、16時にINNする(調べた時は17時までだったんだけど、それは「営業」時間だった。)というツメの甘さを発揮した。
(安全のために営業時間はCCTVに録画・録音されてるよ!)
そんなドジな私のためにわざわざ内部と掛け合ってくれた慈悲深き受付のAさんにまず感謝。
交付申請を済ませてホッと一息、待合所のベンチに腰かけて、
「ん〜この壁にかかってる写真はチェジュド(済州島)かな?おいしい海鮮食べたいな🐙......でもなんかこの写真の壁かけ、ちょっと曲がってない?あれ、よく見たらあっちも曲がってるぅ!直したいいい!でもこれに勝手に触れたら不審者としてみなされて証明書もらえないかもしれない、、挙げ句の果てには表玄関に身構えている警備隊のみなさんが集まって取り押さえられるかもしれない冗談じゃないよぉぉお!」
と、ほんとうに、ほんとうにどうでもいいことを考えながら証明書の発行を待ってる間に事件はおきました。
その時なにが起きたかというと、Aさんに向かって急に怒りながら入ってくるおじさんが現れたの。
ヤナギが興味津々で耳をそばだてていると、どうやらそのおじさんいわく、
今朝領事館に来た自分の妻がAさんの説明が間違えていたせいで証明書が足りなくて日本での手続きがうまくいかなかった、今日1日が無駄になった、ということに腹を立てているらしい。
でもそれはものすごく一方的でAさんを悪だと決めつけた内容で、(俺の女房は人の言う通りのことはちゃんとやる人間なんだよ!みたいなこともゆってて、聞いてるこっちが恥ずかしかった)、仮におじさんのいうようにAさんが間違えたのだとしても、なんだか人として失礼だろ、っていう態度だった。
それに対してAさん、顔色ひとつ変えなくて、怒るおじさんの話をひと通り全部聞いたあと、
何事もなかったかのように今まで通り優しく、はきはきと説明を始め(素晴らしいね)、
Aさんの話を聞き終わる頃(結局、その奥さんがひとりでまちがえてた。)には、おじさんもようやく状況を把握してきて怒りがおさまる反面、バツが悪そうな顔をしていた。
そんなこんなで一件落着の最後にAさんが笑顔で一言、
「だからねお父さん、わたしにそんな怒らないでくださいよ〜^ ^」って。
やさしい笑顔で。
それでおじさんも「あっ、、、その、、、ごめんね?」ってちょっと、はにかんで謝ってた。
なんかもう、そのAさんに拍手を送りたかったな〜今思い返しても素敵だったや!
事も人もちゃんと正しちゃったよこの人!誰のことも傷つけずに、!!!ご立派!◎って。
わたしは一人、ベンチで興奮していた。
この仕事をしていて思うのは、難しい手続きを簡単に説明することのできる人は天才!ってことなんだよね。
行政書士は、「手続きを代行するしごと」と言ってしまえば簡単そうに聞こえるんだけど、
ただ代行するだけは、いいのよ。
やれば、できるの。
そうじゃなくって、
本人や複数の関係者の中に、
手続きの流れやしくみを「よく知りたい人」「よく知っておかなければならない人」「ちょっと知りたい人」「ちょっと知っておかなければならない人」「ぜんぜん知らなくてもいい人」など色んな人がいて、
その色んな人にそれぞれ「理解してもらわなくちゃいけないポイント」「理解してなくてもいいから一応伝えとかないといけないポイント」があって、
それをこう、うまく、説明するって、
まじで、難しい。
だから、これを華麗にできる人はわたしにとっては、イコール神の存在なのです。
ああ、楽しい。
ブログって楽しいな。
自分の思ってることとか文字にできるっていいね。
初心忘れるべからず、今後ともよろしくお願いします!!!
【今日のおまけ】
アメリカ村という村を歩いたら、心臓が4つ打ちになってびっくりした。(京都に比べてどこのお店も広告音がでかかった!それだけ主張しないと個性がうもれてしまう土地なんだろうな、大変だな・・・)
アメリカ村という名前だけあって、ちゃんとそういう系の女神もいた。
ヤナギはちょっとしたおのぼりさん気分で、見るもの全てがなんだか刺激的で(でもあまり個人的に憧れはない)たくさん目移りしていたら、酔ってしまって5分もしないうちに避難した。
さぁ京都にかえろう!